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すのこベッドはやめたほうがいい?パイプベッドとどっちが最適?後悔しない選び方

すのこベッドはやめたほうがいい?パイプベッドとどっちが最適?後悔しない選び方

一人暮らしを始めるとき、ベッド選びに悩む方は多いですよね。

特に予算を抑えたい若者には、木製の「すのこベッド」か金属製の「パイプベッド」が人気の選択肢です。

ところがネットでは「すのこベッドはやめたほうがいい」とか「買って後悔した」という声も耳にします。​

そこで本記事では、すのこベッドとパイプベッドのメリット・デメリットを比較し、どちらが最適かを検討します。

また、後悔しないためのベッド選びのポイントも紹介します。自分に合ったベッドを選んで、快適な一人暮らしを送りましょう。

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目次

すのこベッドはやめたほうがいい?メリット・デメリットを徹底解説

まず、すのこベッドとはどのようなベッドか簡単に確認しておきましょう。

すのこベッドは床板部分に木製の板を格子状(すのこ状)に配置した構造が特徴のベッドです。

板と板の間に隙間を作ることで空気の通り道を確保し、通気性を高めています。

そのため湿気がこもりにくく、カビ対策に効果的なベッドフレームとして知られています。

では本題の「すのこベッドはやめたほうがいいのか?」について、すのこベッド特有のメリット・デメリットを見ていきましょう。

木製ゆえの長所短所を理解せず購入すると、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性もあります。

ここでしっかり特徴を押さえておきましょう。

すのこベッドのデメリット

すのこベッドには、次のようなデメリットがあります​。

寝心地にムラが出る場合がある

すのこ状の床板は隙間があるため、マットレスや布団が薄いと木板の硬さや隙間を体に感じてしまい、寝心地が悪くなることがあります。

厚みのあるマットレスを使ったり、敷布団の下にマットレスを敷くなどの工夫が必要になるでしょう​。

逆に言えば、寝具の厚さ次第で快適さが左右されてしまう点が欠点です。

木材ゆえにきしみ音が発生することがある

体の動きに合わせて木材同士が擦れ、ギシギシと音が鳴る場合があります​。

特に安価なすのこベッドや板が薄いものだときしみやすく、「寝返りを打つたびに音が気になる」という声もあります​。

耐荷重が大きく頑丈なベッドほど木材の厚みもしっかりしており、比較的きしみにくい傾向があります​。

冬場は底冷えしやすい

通気性が良い構造の反面、床下の冷たい空気が上がってきやすく、冬は寒さを感じる可能性があります​。

特に脚の低いロータイプのすのこベッドや折りたたみ式の薄いすのこベッドでは、床からの冷気の影響を受けやすいので注意が必要です​。

寒い季節はマットの下に断熱シートを敷くか、床から高さのあるタイプを選ぶといった対策が有効でしょう。

以上のように、「すのこベッドはやめたほうがいい」と言われる背景には、寝心地や騒音、寒さといったデメリットが存在するためです。

こうした欠点を知らずに買うと「すのこベッドなんて選ぶんじゃなかった…」と後悔しかねません。

すのこベッドのメリット

しかし、すのこベッドには優れたメリットも多くあります。

デメリットばかりに目を向けて「すのこベッドはダメ」と決めつけるのは早計です。

主なメリットは次のとおりです​。

通気性が良くカビに強い

すのこ構造のおかげで湿気がこもりにくく、マットレスや布団の蒸れを軽減してくれます​。

木材には調湿作用(湿気を吸放出する性質)もあるため、定期的な手入れと組み合わせればカビの発生を抑えやすいという利点もあります​。

湿気の多い日本の気候では、大きな安心材料と言えるでしょう。

機能的で省スペースな製品もある

すのこベッドには折りたたみ式や脚付きすのこマットなど、使わないとき立てかけたり収納できるタイプも存在します​。

日中は布団を片付けて部屋を広く使いたい人には、こうした折りたたみ式のすのこベッドが最適です。

軽量な木材を使った製品が多く、女性でも扱いやすい点も魅力です。

天然木の風合いや香りが楽しめる

木製ベッドならではのナチュラルな見た目は、インテリアに温かみを与えてくれます。

ヒノキ材などを使った商品では木の香りにリラックス効果が期待でき、「森林浴」気分を味わえるという人もいます。

部屋をおしゃれに演出したい場合にも木製ベッドは根強い人気があります。

耐荷重が大きく安定感がある

一般に木製フレームのベッドは金属製に比べて頑丈な造りで、支えられる重量(耐荷重)が大きい傾向があります。

実際、シングルサイズで木製ベッドの耐荷重は約200kg程度あるのに対し、パイプベッドは80kg程度というケースが多いのです​。

体格の大きな人や重量級のマットレスを使いたい人でも、木製のすのこベッドなら安心感があります。

以上のメリットから、通気性や耐久性、デザイン性を重視する人にはすのこベッドは魅力的な選択肢と言えるでしょう。

「すのこベッド=やめたほうがいい」というのは一面的な意見であり、メリット・デメリット双方を理解することが大切です。

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パイプベッドのメリット・デメリット

次に、もう一方の候補であるパイプベッドの特徴を見てみましょう。

パイプベッドはその名のとおり金属製のパイプ(鋼鉄製フレーム)で組まれたベッドです。

軽量で組み立てやすく、価格も安価な商品が多いことから、一人暮らし向けの定番ベッドになっています​。

一方で「パイプベッドはやめたほうがいい」という意見もあり、その真偽が気になるところです。​

ここではパイプベッドの短所と長所を整理してみましょう。

パイプベッドのデメリット

パイプベッドには、以下のようなデメリットが指摘されています​。

耐荷重が低く耐久性に劣る

素材が軽い分、支えられる重量が小さめに設計されている商品が多く、木製のベッドほどの頑丈さは期待できません​。

シングル向けの一般的な数値では、前述のとおり木製ベッド約200kgに対しパイプベッド80kg程度が目安となります​。

そのため、大柄な人が使う場合や長期間使い続ける場合には不安が残ります。

また素材特性上、寿命も比較的短い傾向があり、5年程度で買い替えを勧める声もあります​。

軋み音(きしみおと)が発生しやすい

フレームが金属同士で構成されているため、使用とともに接合部が緩んだり金属が微妙に変形したりして、軋む音が出やすいです​。

特に安価なパイプベッドは作りが華奢で寝返りのたびギシギシうるさいという口コミも少なくありません​。

定期的にネジを締め直すなどメンテナンスすれば多少軽減できますが、完全に解消するのは難しいでしょう。

寝心地が硬めになる

床板が金属製(パイプやメッシュ)なのでクッション性がなく、マットレスの厚さによってはフレームの硬さを体に感じてしまいます​。

薄いマットレスだと「なんだか板の上に寝ているみたい…」と感じるかもしれません​。

快適さを求めるなら、高反発で厚みのあるマットレスを選ぶなどの工夫が必要です​。

サイズやデザインの選択肢が限られる

パイプベッドは一人用のシングルサイズやロフトベッドに多く採用されており、ダブル以上の大型サイズの製品はあまり多くありません。

そのため将来的にベッドを買い替えずに長く使いたい場合や、ゆったり寝られる大きなベッドが欲しい場合には不向きです。

またデザインもシンプルなものが主流で、インテリアへの馴染み方に好みが分かれるかもしれません。

以上がパイプベッドの主な短所です。

まとめると「耐久性・安定性が低め」「使用時に音や硬さが気になる場合がある」といった点で、これらを理由に「パイプベッドはやめたほうがいい」と言う人もいるようです。

パイプベッドのメリット

しかしパイプベッドにも見逃せないメリットがあります​。

すのこベッドにはないパイプベッドならではの長所を押さえておきましょう。

軽量で移動・組み立てが簡単

金属パイプ製のフレームは木製よりも圧倒的に軽く、力のない人でも扱いやすいです。

引っ越しや部屋の模様替えでベッドを移動させる可能性が高い一人暮らしには、大きな利点と言えます。

分解・再組立てもネジ止めが中心なので比較的楽に行え、賃貸暮らしで頻繁に引っ越す方にはぴったりです

価格が安くコスパが良い

パイプベッドはシンプルな構造ゆえ大量生産されており、同サイズのベッドフレームなら木製より安価なことがほとんどです​。

初めての一人暮らしで出費を抑えたい人でも手が届きやすく、予算重視の方には大きなメリットです。

通気性が良くカビの心配が少ない

床板がメッシュ状になっている製品も多く、風通しはすのこベッド同様に良好です​。

さらに金属部分自体は木と違って水分を吸わないので、フレームがカビでダメになる心配はほぼありません。

「湿気の多い部屋だけど手入れはあまり自信がない…」というズボラさんでも、パイプベッドなら比較的安心感があります。

涼しく夏向き、見た目がモダン

金属フレームは触れるとひんやり冷たく、夏場は快適に感じられます(※冬場は逆に冷たすぎるデメリットにもなりますが…)。

またスチール素材の無機質な雰囲気はクールでモダンなインテリアとも相性抜群です。

アイアン調のデザインは「男前インテリア」が好みの方には格好良く映るでしょう​。

このように、パイプベッドは手軽さと経済性が大きな魅力です。

設置・搬入が楽で引っ越しも苦にならず、費用も抑えられるので、一人暮らしデビューの強い味方と言えます。

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パイプベッドとすのこベッド、どっちが最適?

ここまで両者のメリット・デメリットを見てきましたが、結局「どちらのベッドが自分にとってベストなの?」という疑問が残るかもしれません。

パイプベッド vs すのこベッドの最適解は、人それぞれの優先事項によって変わります。

以下に、選ぶ際のポイントとなる比較事項をまとめます。

通気性・カビ対策

どちらも通気性は良好ですが、掃除や換気を怠りがちな環境ではパイプベッドに軍配が上がります。

木製のすのこは調湿効果でカビにくいとはいえ、完全に放置すれば木部にカビが生える可能性もあります。

一方パイプは金属ゆえフレーム自体はカビません​。

日頃から換気や布団干しをマメにできるなら、すのこベッドでも問題なく快適に使えるでしょう​。

耐久性・安定感

長く使いたい場合はすのこベッドが有利です。

木製フレームは頑丈で安定感があり、大柄な人でも安心して眠れます​。

逆にパイプベッドは耐荷重の限界が低く、体重が重い人や厚いマットレスを使う場合には不安が残ります​。

数年で買い替える前提ならパイプでも構いませんが、耐久性重視ならすのこを選ぶ方が後悔しにくいでしょう。

寝心地・静音性

静かな寝心地を求めるならすのこベッドが適しています。

どちらのベッドもマットレス次第な面はありますが、パイプベッドはフレームの硬さがダイレクトに伝わりやすく、さらに金属同士のきしみ音も出やすいです。

すのこベッドも全く音がしないわけではありませんが、木材の厚みによっては軋みも少なくできます​。

寝返りの音が気になる神経質な人には、総合的に見てすのこベッドの方が快適でしょう。

価格・コスト

予算重視ならパイプベッドです。

フレーム単体の価格帯を見ると、パイプベッドは非常にリーズナブルで1万円以下の選択肢も豊富です。

それと同等の価格のすのこベッドは強度や仕上げに不安が残る廉価品が多く「あまりおすすめできない」という意見もあります。

品質にこだわるとすのこベッドは価格が上がりがちなので、安さを最優先するならパイプと割り切って選ぶのも一つです。

デザイン・雰囲気

インテリアで選ぶなら好み次第です。

ナチュラルで温かみのある部屋にしたいなら木製のすのこベッドが似合いますし、インダストリアル風やクールな印象にしたいならパイプベッドが映えます。

最近はパイプベッドでもウッド調のヘッドボードを組み合わせたハイブリッドな製品もあります​。

色や形状も考慮して、自分の部屋にマッチする方を選ぶと愛着が湧くでしょう。

以上のポイントを踏まえ、自分のライフスタイルに合うベッドを選ぶことが大切です。

「結局どっちが最適か」は一概に言えませんが、あなたが重視する条件(例えば「カビ対策」「耐久性」「予算」「デザイン」など)の優先順位に従って選べば、失敗はないはずです。

パイプベッドがおすすめな人

上記比較を踏まえて、パイプベッドが特に向いているのは以下のようなケースです。

  • 引っ越しや模様替えが多い人(軽量なので移動がラクで組立ても簡単)
  • できるだけ初期費用を抑えたい人(安価な製品が多いため予算に優しい)
  • 部屋の湿気が多く手入れに自信がない人(フレームがカビに強くメンテナンスが多少楽)​
  • クールでシンプルなデザインが好みの人(金属フレームの無機質な雰囲気がインテリアに合う)

例えば、「風通しの悪いワンルームだけど換気はあまりしない」というズボラさんにはパイプベッドが無難でしょう。

安さ重視で短期間使えればOKという学生さんにも適しています。

すのこベッドがおすすめな人

一方で、すのこベッドが向いているのは次のようなケースです。

  • 長く使える頑丈なベッドが欲しい人(耐荷重が大きく壊れにくい)​
  • 体格が大きめで安定感を求める人(しっかりした木製フレームなら安心感が違う)
  • 寝返り時のギシギシ音をできるだけ抑えたい人(軋み音の少ないタイプを選べば静か)
  • 温もりある北欧風・ナチュラルな部屋にしたい人(木の風合いがインテリアと調和)
  • 日中は布団を片付けてスペースを有効活用したい人(折りたたみ式すのこベッドなら省スペース)

例えば、「自分は大柄だから安物のパイプだと壊れそうで不安」「多少高くても良い物を長く使いたい」という方には、すのこベッドの方が結果的に満足度が高いでしょう。

毎日布団を干す習慣がある清潔好きな人にもピッタリです。

すのこベッド?パイプベッド?後悔しないベッド選びのポイント

最後に、後悔しないためのベッド選びのポイントをまとめます。

すのこベッドかパイプベッドか迷ったときは、次の点をチェックしましょう。

自分の生活習慣・環境を考慮する

部屋の湿気の程度や、布団の手入れ頻度、引っ越しの予定などライフスタイルを振り返りましょう。

例えば掃除や換気が苦手なら通気性重視、引っ越しが多いなら軽さ重視、といった具合に優先事項が見えてきます。

耐久性と安全性を確認する

商品の耐荷重やフレーム材質をチェックし、自分の体格や用途に耐えられるか判断しましょう。

耐荷重ギリギリで使うと早期にガタが来て後悔のもとです。

長期使用予定なら、多少高くても丈夫なベッドを選ぶことをおすすめします。

サイズ・機能・デザインも含めて検討する

部屋の広さに対してベッドが大きすぎないか、下に収納スペースが欲しいか、折りたたみ機能が必要か、といった点も大切です。

見た目のテイストも毎日目にするものなので侮れません。

総合的に「これなら満足して使えそう!」と思えるものを選びましょう。

口コミや評判をリサーチする

候補のベッドが絞れたら、実際に使っている人のレビューを確認しましょう。

「きしみ音が気になる」「思ったより安っぽい」など、生の声は参考になります。

特に安価な製品は当たり外れがあるので、評判チェックは後悔しないための重要なステップです。

これらのポイントを押さえて選べば、「パイプにすればよかった…」「すのこにすればよかった…」と後悔するリスクはぐっと減らせるはずです。

すのこベッドはやめたほうがいい?パイプベッドとどっちが最適?後悔しない選び方まとめ

すのこベッドとパイプベッド、それぞれにメリット・デメリットがあり、一概に「どちらが絶対良い」と言い切ることはできません。

すのこベッドはやめたほうがいい? という問いに対しては、確かに欠点もありますがメリットも大きく、一概に避けるべきものではありません。

一方のパイプベッドも、安価で手軽な反面、注意すべき点があります。

結局のところ、自分のニーズに合った方を選ぶのが最適です。

この記事で紹介した比較ポイントや選び方のコツを参考に、あなたにとって後悔しないベッドを選んでください。

快適な寝室環境を整えて、充実した一人暮らしライフを送りましょう!

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